戦前Leitz社Elmarです。ライカ初の広角レンズで、Zeissの3群4枚Tessarと絞り羽根の位置が違うだけでレンズ構成はほぼ同一です。写りの特徴は開放で薄いベールがかかったように繊細で、情緒ある素朴な雰囲気が表現できます。開放時に逆光下は円環状の美しいゴーストが発生します。絞るとキリっとシャープネスでコントラストが高くなりゴーストも消えます。「戦前ライカはよく写る」説は本当かもしれません。当方はアダプターを介してミラーレスカメラで使用していて無限遠はジャストで出てます。当方の場合ヘリコイド付きのマクロアダプターを装着すると30cm付近まで寄れます。作例をご覧ください。写りの特徴は、開放で円環虹ゴースト、斜めに横断する虹ゴースト、淡いフレアー、グルグルボケなどオールドレンズらしい収差を活かした作品作りができます。さらに絞るとキリっとシャープネス、モノクロの諧調が豊富で作品作りはモノクロの方がレンズの特性を活かせそうだと思います。戦前ノンコートですが驚きの描写力です。ライカ35mmの銘玉として未だに人気なのも頷けます。レンズ内の状態は戦前エルマーにしてはいい方だと思います。カビやバルサム切れは見受けられません。レンズにLEDライトを当ててよく見るとレンズの縁が薄っすらクモっている?ようにも見えますが、よくわかりません。チリの混入が1か所見受けられます。絞り羽根の動きは快調で油染みもありません。鏡胴の状態はマクロレンズで撮影すると経年の使用感はありますが、目視だと非常に美しい状態でとても戦前のレンズとは思えません。付属品:出品時には付属品はなしでしたが、要望があった為特別にサービスでプラスチック製のリヤキャップと金属製のフロントキャップをお付け致します。迅速丁寧に最短で即日発送致します。当方が実用しているレンズなので使用に不具合等ありませんが、商品の特性上ノークレームノーリターンでお願い致します。【スペック】製造年:1938年(1930~1950年)マウント:L39レンズ構成:3群4枚Tessar型画角:64度最短撮影距離:1m最小絞り値:f16フィルター径:A36重量:110g材質:真鍮にクロームメッキ製造本数:42500本#LeicaCamera#Leica#LeicaLensLeica MLeica L
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